About

研究概要

ICTやIoTによる社会のデジタル化やウェブのソーシャル化等によって、人々の行動の詳細がデジタルに記録・蓄積されるようになりました。当研究室では、このような人間行動に関する大規模なデータ(ビッグデータ)を「計算社会科学」の方法で分析・モデル化し、得られた知見と洞察を価値の創造や社会イノベーションに実践する研究をしています。計算社会科学とは、ビッグデータやコンピュータの活用が可能にするデジタル時代の社会科学です。 (1) 人間が生み出すビッグデータの分析、(2) デジタルツールを活用した実験・調査、(3) 社会現象のモデリング、これら3つの方法を駆使して、個人や集団、そして社会をこれまでにない解像度とスケールで定量的に研究する学際領域です。当研究室では、特に、ソーシャル・ネットワークにおける情報の多様性・信頼性を動的に維持する原理と技術を探究しています。ヒト、モノ、コト(情報)がオンライン(情報環境)とオフライン(実世界)の垣根なく相互接続するSociety 5.0において、このような原理と技術は、価値創造の源泉としてのソーシャル・キャピタルの新たな可能性を切り拓き、様々な社会イノベーションへの応用が期待されます。

キーワード

イノベーション、インフォデミック、ウェブ、エコーチェンバー、カルチャノミクス、計算社会科学、言語進化、コミュニケーション、スターバックスネス、情報生態系、シミュレーション、ソーシャルメディア、データサイエンス、ビッグデータ、フェイクニュース、複雑系、モラル

研究室の活動

  • 当研究室では計算社会科学に関する様々なプロジェクトを立ち上げ、みんなで協力し合い研究しています。

  • セミナー、ジャーナルクラブ、勉強会、日々の議論はアクティブで、国内外の学会発表や論文発表も積極的に行なっています。

研究や進学の相談

  • 計算社会科学に興味をもっていることが前提になります(計算社会科学の概要についてはこちらをご覧ください)。

  • 文系理系を問わず、本気で研究したい方は歓迎します。大学院進学、博士研究員を希望する方はご連絡下さい。研究室見学やオンラインでの面談を受け付けています。

  • キャパシティーの都合で、研究生は国費留学生のみ受け入れる可能性があります。